性格の形成

幼少期に経験したこと、感じたことは、大人になった今でも、その人の性格やものの考え方に対して大きな影響を及ぼしているものだと僕は思う。

例えば僕は幼いころ、幼稚園の頃は何のコンプレックスも持っていなかった。そして自分は出来る子だとも思っていた。そもそも幼稚園の時は比較される行為が少なく、また比較されてもおそらくそこまで気にしなかったのだろう。

それが小学生になると、自分は周りの子と比較し、特に能力があるわけでもないことに気付く。
そして、自分の身体的な特徴(当時、僕はアレルギー性鼻炎で口で呼吸していたから、よく息が臭いと言われていた。また出っ歯でもあった。)を笑いのネタにされ、傷ついたのを覚えている。

そのような経験をして、小学校入学当初は割と目立ちたい願望があったと思うが、それがなくなり、むしろでしゃばってはいけいないと考えるようになった。
また、自分が傷ついたのをきっかけに、他人に対して、傷つく言葉はあびせてはいけないと考えるようになった。

もし、自分が能力があり、容姿も整っていて、身体的な特徴において指摘されることがなかったら、いつも自信満々で他人のことを平気で傷つける正確になっていたんではないかと思う。
もともとプライドが高く、人より上に立ちたい願望が小さいころからあったからだ。
それが、小学校のときにいろいろ経験したことで、自分に対して自信はも持てなく、こじんまりと生活する人間になった。

要は今自分の性格や考え方は幼いころに経験したものによって形成されているということだ。

ただ性格というのは根本的には変わらないじゃないかと思う。
つまり人より上に立ちたい、人より出来る人になりたいという幼いころ抱いていた願望は、形を変え今もあり続けるということだ。

今僕はサラリーマンをやっているが、別に出世願望はない。
しかしそれでも人より出来る人になりたい願望はある。
出世≠人より出来る人
と自分の中で作り上げ、

別に仕事にとらわれなくても、何か自分の好きなことをやっていて生活を立てられれば出来る人になる

そんな考えが自分の脳裏にある気がする。